介護の備えは今日から始めよう
介護の備えは今日から始めようの記事一覧
-
望んでいる介護のかたちを共有する
良かれと思っていることも要介護者本人が望んでいない場合はかえってストレスを与えてしまいます。どのような介護を誰にしてほしいのか、お互いの認識を合わせておくことが大切です。話し合いは遠く離れていてもできます。意識して会話する機会を持つようにしましょう。また、その際に延命治療についても話し合っておきましょう。大きな決断に迷いが生じるかもしれませんが、悔いのない判断をするためにも事前にしっかり話し合っておくことが大切です。
-
費用面について計画しておく
65歳以上から介護保険の給付が始まりますが、ある程度まとまった資金があった方が安心できます。そのためにも貯蓄を意識しておきたいところですが、現時点で貯蓄が少ないからといって慌てる必要はありません。実際に介護サービスを利用しているのは80代以上なので、今から少しずつ貯めておけば大丈夫です。ただし、親の介護の場合、誰が費用を負担するかでもめることが多いので、「誰が介護を行い」「誰が費用を負担するのか」をわけて考えるようにしましょう。
-
介護サービスの種類を調べておく
必要なサービスを適切に受けるためにも事前にどのようなサービスがあるのか把握しておきましょう。介護サービスには在宅介護サービスと施設介護サービスがあります。最近は費用も抑えられるとあって在宅介護サービスを利用する人が増えてきています。在宅介護サービスには訪問系サービス、通所系サービス、短期滞在系サービスがありますが、中でも多くの人が利用しているのが通所系サービスです。日帰りで利用でき、施設でお風呂や食事の介助もしてくれるため家族の負担軽減にもつながります。