親が認知症になる前に!今すぐ確認すべき3つのデジタル備え


元気なうちにスマホのパスワードを聞いておく

「親が認知症になり、スマホのロックが解除できなくなった」というトラブルが近年急増しています。現代のスマホは個人のデータや資産が詰まった金庫のような存在です。認知症が進行して意思疎通や記憶の保持が難しくなると、本人からパスワードを聞き出すことは極めて困難になります。スマホが開けない状態になってしまうと、連絡先や写真、各種アカウントへのアクセスなど、すべての確認や手続きが完全にストップしてしまうので厄介です。
スマホのセキュリティは強固なため、入力を何度も間違えると完全にロックがかかり、初期化せざるを得ないケースもあります。そのような事態を防ぐためにも、親が元気なうちにパスワードを共有しておく必要があるでしょう。
しかし、いきなり「教えて」と言うと警戒されることもあるため、切り出し方には工夫が必要です。「スマホをなくしたときに代わりに調べられるようにメモさせてね」と伝えたり、「機種変更の手伝い」という名目で一緒に確認したりするのがスマートです。

オンライン銀行口座や投資信託の把握

通帳を発行しないネット銀行や、スマホだけで運用が完結するNISAなどの投資信託を利用する高齢者が増えています。これらは便利な反面、本人が認知症になると資産の在処が分からなくなり、その後の管理や手続きが困難になることもあります。
従来の銀行であれば、家の中から紙の通帳やキャッシュカードを見つければ口座の存在に気づけました。しかし、ネット銀行やNISA口座は紙の通帳がありません。最悪の場合、家族が口座の存在に気づけないまま放置されてしまうリスクも考えられます。
そのような事態を防ぐために最も有効な手段は、認知症が進行する前にネット口座やNISAを解約することです。元気なうちに実店舗のある銀行へ資金を移しておくことで、資産管理がしやすくなるでしょう。
NISAなどの投資信託は、日々元本が変動します。運用益が出ているタイミング、もしくは心身が健康なうちにすべて売却して現金化し、口座を閉じておくと安心でしょう。

サブスクの解約も検討しよう

動画配信、音楽アプリ、スマホの有料補償、健康食品の定期購入など、今や多種多様な定額制サービスがあります。それぞれの額は小さくても、解約しない限り毎月お金が引き落とされ続けるのは、非常にもったいないことです。
そもそも、本人が認知症になると、自分が何のサブスクを契約しているかということ自体を忘れてしまいます。元気なうちに、どんなサブスクを使っているのか確認しておきましょう。
サブスクの整理で厄介なのは、解約の仕方が分かりづらい点にあります。サブスクを解約する際は、息子・娘世代が主導して手続きを行うことが大切です。

NEWS

  • 介護は突然やってくる
    介護は突然やってくる

    厚生労働省の調査によって、要介護と認定されるのは75歳以上の人に多いことがわかりました。親の年齢が75歳前後の人はいつ介護が始まってもおかしくないと考えておきしょう。段差につまずいてよろけたり、電気代やガス代の請求がいつもと違ったりしていたら介護が必要な状態になっている可能性があります。様子を細かく確認していきましょう。

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    住み慣れた自宅で介護を希望する人が増えていますが、介護度によって必要となる手助けの程度は違います。自立した生活が送れる状態なら自宅での介護もそれほど難しくありませんが、寝たきりなどの重度の場合は家族よりも介護に詳しい職員がいる介護施設の方がいい場合もあります。本人の希望を優先したいところですが、段階によっては難しくなることも事前に話し合っておきましょう。

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    医療の進歩により平均寿命は年々延びています。しかしその一方で、出生数は下降の一途をたどっているため、働いている世代よりも介護を必要とする高齢者の方が多い状況です。現在、介護人材不足が問題となっていますが、少しでも多くの人材を確保しようと国もさまざまな対策を講じています。ここでは国が行っているイメージ改善と処遇改善について詳しく紹介します。