いつか必ず直面する介護

いつか必ず直面する介護の記事一覧

  • 介護は突然やってくる

    介護は突然身にふりかかってくる問題ですが、事前に備えておけばパニックになることはありません。まずは親がどのような状態なのかを確認しましょう。運動機能が低下し、日常生活に支障をきたすようなら介護が必要な状態かもしれません。離れて暮らしている人はこまめに様子を確認するのが難しいため、予兆を見逃してしまう可能性があります。健康状態や運動機能、生活環境など介護が必要かどうかを判断する項目をいくつか紹介しているので、帰省の際に親の状態と照らし合わせて確認してみましょう。

  • どのくらいの費用がかかるのか

    介護にはそれなりの費用も必要です。年金や介護保険でまかなおうと考えているかもしれませんが、自己負担額は所得によって違いますし、限度額も介護度によって異なります。調査結果によると平均介護費用は月額7.8万円で、平均要介護期間のデータをもとに計算すると、1人あたり550万円の費用がかかるとの試算が出ています。ですが、介護度が重度になると介護用のベッドや住宅のリフォームも必要になります。そうなると自己負担額はさらに高額になってしまうため、あらかじめ貯蓄をしておくと安心です。

  • ストレスは避けて通れない

    介護は身体的な負担だけではなく精神的な緊張も強いられているため、家族を介護している人の多くはストレスをためています。ストレスは介護うつなどの精神的な病気を発症する場合もあります。そうならないためには適度にストレスを解消することが大切ですが、何をストレスに感じるかは人によって違います。ストレスの原因が何かを知り、周囲と共有するようにしましょう。また、介護ストレスは身体的な問題や精神的な問題がピックアップされがちですが、経済的な問題がストレスになるケースも増えています。

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  • 介護は突然やってくる
    介護は突然やってくる

    厚生労働省の調査によって、要介護と認定されるのは75歳以上の人に多いことがわかりました。親の年齢が75歳前後の人はいつ介護が始まってもおかしくないと考えておきしょう。段差につまずいてよろけたり、電気代やガス代の請求がいつもと違ったりしていたら介護が必要な状態になっている可能性があります。様子を細かく確認していきましょう。

  • 望んでいる介護のかたちを共有する
    望んでいる介護のかたちを共有する

    住み慣れた自宅で介護を希望する人が増えていますが、介護度によって必要となる手助けの程度は違います。自立した生活が送れる状態なら自宅での介護もそれほど難しくありませんが、寝たきりなどの重度の場合は家族よりも介護に詳しい職員がいる介護施設の方がいい場合もあります。本人の希望を優先したいところですが、段階によっては難しくなることも事前に話し合っておきましょう。

  • 介護の人材育成と処遇改善
    介護の人材育成と処遇改善

    医療の進歩により平均寿命は年々延びています。しかしその一方で、出生数は下降の一途をたどっているため、働いている世代よりも介護を必要とする高齢者の方が多い状況です。現在、介護人材不足が問題となっていますが、少しでも多くの人材を確保しようと国もさまざまな対策を講じています。ここでは国が行っているイメージ改善と処遇改善について詳しく紹介します。